2012年1月7日土曜日

かい掘りのお手伝い


横浜市鶴見区にある神奈川県立三ツ池公園の下の池のかい掘りが7日~9日の三日間をかけて行われています。井の頭かんさつ会からも、今日、7名がお手伝いに行ってきました。三ツ池公園では、上の池は2009年に、中の池は2011年にかい掘りを済ませています。我々は上の池のときも行ったのですが、最後の下の池もぜひお手伝いしたいと考えて参加しました。計画作りが進められている井の頭池のかい掘りのためにノウハウを学んでおくのも目的です。さすがに三回目のかい掘りとあって、事前の準備、人員の配置や進め方など、参考になることがたくさんありました。

今日7日はコイなど大型魚の捕獲が中心でしたが、小魚のモツゴがブルーギルの7倍ほどいたのが印象的でした。三ツ池も最初は井の頭池と同じく外来魚ばかりで在来魚は絶滅寸前でした。しかしその後、冬季を除く毎月二回、一般市民が参加できる、釣りなどによる外来魚駆除を続け、最近は1回に3百人以上が参加する大規模な活動に広がっていました。その成果が現れていたのです。ただしそれでも、ブルーギルはまだかなり残っていたので、駆除活動をやめればすぐに数を回復してしまうでしょう。完全解決にはやはりかい掘りしかないのです。

全国で外来魚問題の解決のため活動している団体は、他の団体と情報交換したり手を貸し合ったりして活動を進めています。我々も活動を始めたときは外来魚をどうやって獲ればよいのかさえ知りませんでした。しかし三ツ池の人など、いろいろな人や団体から教えを受けたお陰で、井の頭池に合う方法を開発できるようになりました。

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