2011年4月16日土曜日

捕獲後の作業

外来魚の調査は捕獲した数を記録するだけでは終わりません。主だった個体は大きさ(全長)と重量を測定し、さらに解剖して卵巣/精巣のようすや胃の中身を調べます。それによって、産卵が終わっているかどうかが分かるし、何を食べているか、つまり、その種類の外来魚が池のどんな生き物に影響を与えているかが分かります。その他の小さな個体は、あとで大きさが分かるように並べて写真を撮り、まとめて重量を測ります。

今日の活動では、オオクチバス10匹とブルーギル11匹を捕獲しました。バスのうち6匹がメスで、いずれも成熟した大きな卵巣を持つ産卵前の個体でした。オスも放精前でした。産卵チェックでは5箇所で卵を見つけ除去したのですが、産卵前の成魚の捕獲は、それ以上の繁殖抑制効果があることになります。

今日は水温が上昇し、獲れたもの以外にも多くの魚影が見られました。池にはバスもギルもまだまだたくさんいます。

0 件のコメント:

コメントを投稿