
それ以外の場所で誕生した稚魚は網で捕獲します。昨年は夜に稚魚を捕獲する方法を試し、成果を上げました。昼間は逃げ足の速い稚魚が、夜は岸辺でボーっと群れていて、岸から網で掬い放題に掬えることを発見したのです。
さらに成長した若魚、大きな成魚は、手釣り(竿を使わない釣り)で捕獲しています。卵を除去しても成魚が残っていればまた産卵するし、成魚を獲っても若魚がすぐに大きくなるので、成長段階すべてに捕獲圧をかけることが重要と考えています。
我々は活動開始以来、その努力と工夫を続けています。他の地域で活動されている方々に教えを請うとともに、井の頭池をよく観察して、外来魚の知られていない習性の発見や、井の頭池に適した手法の開発に努めています。井の頭かんさつ会は自然観察者の集まりですから、生き物の観察は得意です。1月末の琵琶湖での「外来漁情報交換会」では、我々が発見・考案した夜のバス稚魚捕獲ついても発表し、多くの質問をいただきました。
以上のような活動の結果、井の頭池のオオクチバスは確実に減っています。
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