今日の活動で捕獲した外来種です。ブルーギル73匹、オオクチバス(稚魚)2匹、アメリカザリガニ(稚エビ)1匹がいます。そのほかに、手釣りで全長41cmのバスを1匹捕獲しました。
我々が冬にも外来魚捕獲実験をしているのは、冬季だから可能な漁法を発見したからです。それは、「お茶の水」から流れ出している温かい地下水を求めて石橋下に集まるギル稚魚を一網打尽にする方法です。最初に試した2008年1月26日には2,799匹も獲れました。しかし今日そこで獲れたのは10匹だけです。今季最も獲れた12月25日でも269匹でしたから、井の頭池のブルーギルは間違いなく減っています。
その10匹以外のギル、バスとザリガニは、他の場所でのガサガサで獲りました。冬には岸辺から水中に伸びた木のひげ根に多くの稚魚が隠れています。それを池に入って網で捕獲するのです。獲れる数はそれほど多くはありませんが、冬まで生き延び成長した稚魚を捕獲するのは、夏の生まれたばかりの稚魚を捕獲するのと比べて、何倍もの生息数低減効果があると考えています。
手釣りした41cmのバスはメスで、卵巣が十分成熟していて、水温さえ上がればすぐ産卵できる状態でした。
我々の外来魚活動は、今後は、産卵前のバスとギルの成魚をできるだけ多く捕獲するとともに、産卵された卵を見つけて孵化を阻止する、繁殖抑制へと移っていきます。
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