東京・吉祥寺 井の頭公園で自然観察会と環境保全に取り組む「井の頭かんさつ会」のブログです。会の環境保全活動を紹介するブログです。餌やり自粛の呼びかけ、池の外来魚の駆除、各種生物調査などの活動をレポートします。
2011年12月15日木曜日
保護池の落ち葉掃除
保護池ができたひょうたん池の畔にはメタセコイアとラクウショウの大木が立ち並んでいます。いずれも落葉性のスギ科樹木で、11月後半から12月いっぱいにかけて、大量の葉を落とします。池上に張り出した枝からの落ち葉は、以前なら水の流れに乗って池の外へ流れ去っていたのですが、今は保護池の柵があるため、保護池から流れ去ることはありません。落ち葉が沈んで腐ると水質が悪化する心配があるため、保護池の落ち葉を除去する作業が新たに必要になりました。
池に浮かんだ落ち葉を掬って調べてみたら、モツゴの小さな稚魚がかなりたくさん、一緒に獲れてしまうことが分かりました。大量の針葉の中に紛れ込んでいる小さくて細長い稚魚を見つけて救い出すのは、とても注意力と根気のいる作業です。井の頭池の落ち葉の清掃を請け負っている業者に任せるのは無理があるということで、保護池の落ち葉掃除は我々がやることになりました。今日までにすでに3回作業を実施しました。写真は7日のものですが、今日はもっとたくさんの落ち葉が浮かんでいました。木にはまだ葉がたくさん残っているので、もう1回か2回作業する必要がありそうです。
もっと頻繁に落ち葉を掬い取るのが理想ですが、そうもいかなかったため、すでに沈んでしまった葉もだいぶあるようです。池底に沈んだ落ち葉には、寒さを避けるためモツゴなどが潜り込んでいるので、除去は困難です。保護池に沈んだ落ち葉の除去作業は、水が温み始めて魚たちが泳ぎだすころ、落ち葉の腐敗が進む前に行いたいと思います。
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