井の頭池でブルーギルの稚魚を捕獲するのに成果を上げている「オダアミ」のことを聞きに、茨城県土浦市で活動されているNPO法人の方が井の頭池に来られました。当方からの説明書を元に試作されたオダアミはなかなかのできで、開発者の二人からもお墨付きが出ました(写真)。
その土浦市の池では、大きなギルはかごワナなどで捕獲できているものの、小さなギルが捕獲できなかったとのことです。井の頭池と違ってヨシなどが生えている岸辺が多いそうで、実施に適した場所が見つかるかどうかが課題ですが、オダアミの活躍が期待されます。
今回の交流は、1月末に琵琶湖で行われた外来魚情報交換会で、「井の頭池の新漁法」として発表したのがきっかけです。オダアミは、とても簡単な構造なのに、井の頭池で一年間に78,345匹(2009年度)ものギルを捕獲した、優れものの漁具です。土浦でも成果が上がれば、他の場所にも広がるのではないでしょうか。