2011年9月19日月曜日

パタゴニアでグラスルーツテーブル

パタゴニア吉祥寺の「グラスルーツテーブル」に出展しました。VYCの対象になっている二団体が、ブースを設けて活動を自らPRする催しです。会場は、店の外の、吉祥寺通りに面した駐車スペースです。

井の頭かんさつ会は、井の頭公園の、生きている昆虫、夏鳥キビタキの写真パネル、それから木の実の標本を展示して月例の自然観察会をPRし、プールで保護している生きたモツゴ(クチボソ)やPatagoniaのスタッフが作ってくれたダンボール製の魚のフィギュアなどを使って、外来魚問題への取り組みを説明しました。

一方の、日出町のゴミ最終処分場からの有害物質の拡散を長年調査している「たまあじさいの会」は、処分場周辺の地形が分かるジオラマ(模型)と写真パネルなどで、最終処分場の問題点と、モニタリング活動の重要性を訴えました。

井の頭公園や自然文化園への行き帰りの人たちなど、たくさん人が通る場所で開催できたので、来店者だけでなく、多くの人に訪れていただくことができました。

なお、”グラスルーツテーブル”とは最近アメリカで使われるようになった言葉だそうで、草の根活動をしている団体がブース(テーブル)を設けて、自分たちの活動をPRする催しのことだそうです。

グラスルーツテーブルは今日だけですが、VYCは10月5日まで続きます。

2011年9月18日日曜日

パタゴニアVYC

アウトドアウェアの高級ブランド「パタゴニア」(Patagonia)では、現在、VYC(Voice Your Choice)という取り組みを実施中です。パタゴニアは企業理念として環境保護に力を入れており、草の根環境活動をしている団体への支援を毎年続けています。VYCはそのひとつで、助成する団体を各店が二つ選定した上で、そのどちらを応援したいかを来店者に投票してもらうものです。投票が多かった団体には、もうひとつの団体より少し多い助成金が出ます。詳しくはパタゴニアのサイトをご覧ください。

今年5月に井の頭公園近くに開店した吉祥寺店では、「井の頭かんさつ会」と「たまあじさいの会」を対象に投票が行われています。写真のように、店内に説明パネルと投票箱があり、来店者は投票用紙に印刷されている二つの団体名のどちらかに丸印を付けて投票するしくみです。期間は9月8日(木)~10月5日(水)です。

素晴らしいと思うのは、店のスタッフ全員が二つの団体の活動について学び、期間中、自ら来店者に説明してもらえることです。そのために、スタッフ向けの勉強会を設定していただいたし、7月と8月と9月の井の頭かんさつ会にご参加いただきました。助成金をいただけるだけでも助かるのに、活動のPRまでしてもらえるのは、草の根団体にとってじつに有難い支援です。

来店者は、地域の環境問題を知ることができ、投票によってその活動に関わることができます。じつに素晴らしいしくみだと思います。あなたもぜひパタゴニア吉祥寺を訪れて、両団体の活動の説明を聞き、投票してください。